今年はなんと、6月に梅雨明け
観測史上初めてのことだそうです。
うっとうしい梅雨が終わったのはよいですが、夏バテをしやすい人には大変な季節です。
よくいるのが、「私、夏バテしやすく食欲がわかないので、そうめんと豆腐しか食べないンです」という患者さんです。
私はその場合「頑張って、カレーなど、スパイシーなものを食べてみて」とアドバイスします。
実は、夏バテのときに内科医が処方する薬に
補中益気湯
六君子湯
平胃散
という漢方薬があります。メジャーな薬ですので、どこの内科でも処方してもらえます。
この漢方3剤には共通して「陳皮」「生姜しょうきょう」が入っています。陳皮はミカンの皮で、生姜(しょうきょう)は読んで字のごとくショウガです。
その他、カレーによく使われる食材では
シナモン=桂皮
フェンネル=茴香ういきょう
ターメリック=鬱金うこん
があります。
上述の食材(薬剤)は、いずれも、食欲増進・健胃・整腸作用があり、夏バテに効くものです。
わざわざ薬膳カレーなど食べに行かなくても
陳皮・生姜は七味唐辛子に入ってますし、シナモン・フェンネル・ターメリックはスーパーなどで手に入る食材です。
夏バテに悩んでいる人はこれらの食材を使ったカレーを試してみて下さい