2013.04.15更新

院長倉持です。
今回は先天性風疹症候群についてです。

総論としては・・・・・・
免疫のない女性が妊娠初期に風疹に罹患すると、風疹ウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性風疹症候群 (CRS)と総称される障害を引き起こすといわれています。

風疹は主に春に流行し、従って妊娠中に感染した胎児のほとんどは秋から冬に出生しています。重要なのは、成人でも15%程度不顕性感染があるので、母親が無症状であってもCRS は発生し得る、ということです。

CRS の3 大症状は先天性心疾患、難聴、白内障です。3 大症状以外には、網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球など多岐にわたります。

ということになります。



当クリニックにも最近、風疹ワクチンを接種しに来る方が増えています。特に、若い男性が多いのは少し驚かされております。江東区の場合、妊娠希望の女性は公費負担の対象となりますが、男性は、母子手帳の提出がないと助成の対象にならないため、自費での接種となります。それでも毎日、若い男性が接種に来るのはテレビやインターネット媒体よる意識付けの影響が強いんだなぁと感じております。

病気の予防に対する意識が高いことは素晴らしいことです。私自身も「病気の予防」に対して、さらに強く意識していきたいと思います。


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住吉内科・消化器内科クリニック 地域の皆様の健康のため、早期発見・治療そして予防に努めます 住吉駅から徒歩2分 TEL:03-5638-1241
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