知っておくと楽にできる「胃カメラを受けるときのコツ」

2021年7月7日更新

受けるときのコツがあります!!

 

胃カメラを受ける前というのは、どうしても憂鬱な気分になり「とても苦しいんじゃないか」、「怖いなー」、「イヤだなー」と思ってしまいます。正式な検査の名称は「上部消化管内視鏡検査」といって、患者さんにとってやや負担のかかる検査に分類されますので、「無痛・もしくは全く苦しくない」というのはありえません。ただ、コツを知っておくだけで、その苦痛を最小限にできます。

ここでは、そのコツを紹介していきます。

1 まずは信頼できる医療機関を探しましょう

患者さんが安心して内視鏡を受けるためには、検査を担当する医師の技術はもちろんのこと、医師をサポートする看護師やスタッフの腕や経験も重要です。言ってみれば、その施設の「総合力」が求められる手技なのです。

要約すると以下のようになります。


となります。

2 前日の食事について

胃カメラの予約時に、看護師から詳細な説明があります。
要点は以下の通りです。

  • 前日の夕食は、遅くても夜9時には済ませてください。
  • 当院では前日の食事の内容は制限しておりません。あまりに油っぽいラーメンや中華料理などは避けてください。
  • 検査当日は、朝食を摂らずに来院してください。
  • その他、内服薬などがある場合は、胃カメラを受ける施設にお問い合せください。
  • その他、詳細な説明はコチラのページになります

3 検査室に入ったら ~心掛けること5つ~

さあ、いよいよ本番です。この項では鎮静剤を使わずに「鼻から」受けることを想定して書いていきます。

まずは、落ち着きましょう。検査前には大きく深呼吸をしてみましょう。胸郭を大きく膨らませることで緊張が和らぎます。

施設によってやり方が若干異なりますが、喉の麻酔や、鼻の麻酔が行われると思います。すべて医師や看護師の言う通りにこなしていきましょう。

検査時間は5分程度です。患者さんの緊張をほぐすため、医師から「検査前の声掛け」があります。検査中、看護師が背中をさすってくれたりします。熟達した施設ほどそのようなマネージメントが上手です。

通常の検査では、「喉→食道→十二指腸→胃→スコープを抜きながらもう一度、食道」の順番に検査を行います。最初の「喉(ノド)」が最大の難所となります。違和感を感じると思いますが、慌てないのが一番です。


検査中に心掛けること/コツは、次の5つです。

全部できなくても大丈夫です。できることだけやってみましょう。

 

◆検査台に乗ったら、リラックスして、特に肩の力を抜きましょう。

◆息は、鼻からゆっくり吸って、口から「ハー」と吐いてください。大きく吸って、大きく吐くのがコツです。

◆検査中、唾液は飲み込まないで、ダラダラと口の外に出してください。

◆検査中は目を閉じないで、遠くを見つめる感じでいてください。目を閉じてしまうと、意識がどうしても咽頭に集中してしまい、オエッとなりやすくなってしまいます。

◆検査の中盤以降、胃の観察で、カメラから送気して胃を膨らませます。少しお腹が張った感じになりますが、1~2分程度なのでなるべくゲップを我慢してください。うまく我慢できると検査が早く終わります。

4 おわりに

熟達した医師による検査時間は5分程度です。その5分間に何が起こるか、あらかじめ分かっていれば、患者さんの負担は軽くなります。
上に書いてあること、すべてはできなくても大丈夫です。自分に合ったコツを1個か2個覚えてください。きっと役に立つと思います。

当院は東京都江東区にある消化器内科です。症状や検査で困ったことがあれば、当院の医師へ相談してください。近隣の墨田区、江戸川区にお住まいの方はもちろん、県外の患者さんも多数来院されます。

併せてお読みください。

住吉内科・消化器内科クリニック 地域の皆様の健康のため、早期発見・治療そして予防に努めます 住吉駅から徒歩2分 TEL:03-5638-1241
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